実家の雪かきに思うこと。高齢の親と暮らしの現実

父のこと



札幌の冬は毎年厳しいですが、2023年この年は
特にワタシの住んでいる地域で雪が多いシーズンでした
実家や義実家の区も雪の影響をモロに受けていました

この記事は、
そんなある冬の日に思ったこと、感じたこと、
そして「親の老い」や「戸建て暮らしの現実」にふれた記録です


高齢の父が除雪担当、、、でも運動不足が深刻

母は肩の手術で除雪NG


実家の母は数年前に肩の手術をしており、
それ以降、除雪は禁止されています
そのため実家の雪かきは父オンリー



除雪しないと家が埋まる…これが北国の暮らし


実家周辺は、市内でも雪が多い地域
雪かきをしなければ家ごと埋もれてしまうレベル

とは言え父は脳梗塞後に麻痺が残っており、
本来なら体に負担がかかる作業です、、、、、、が!!
普段まったく運動をしない父にとっては、
ある意味“貴重な運動機会”でもあると思っているワタシです

それを本人に言うと、
間違いなく怒ると思うので
口には出してはいけません ((((;・_・)

「こんな体で大変なんだぞーーー!!」



が父の定番フレーズ、、、、、、大変ですね、、、って言えば良いんでしょうか??




怒りっぽい父と「こんな体なんだ!」の口癖

通じないアドバイス、増える自己防衛


父は脳梗塞の後遺症で左半身に軽い麻痺があります
ただ、程度としては軽い方で、
日常生活に支障が出るレベルではありません

世の中には同じような後遺症でも
もっと活動的な人がたくさんいますし、
もっと重い症状でも工夫して暮らしている人も多い

でも父には、そんな話は通じません

何か言うと
「病気さえしてなければ」
「杖さえなければな〜」
と毎度同じようなことが返ってきます

・病気にならなければ
・杖を使う必要がなければ

確かにそうなのかもしれません
でも現状ではそれが事実現実なので
受け入れていくしかないと思うんですよね、、、
文句や不満を言っていても
それらが治ることはないので


変わろうとしない人には、もう何も言わない


父は基本的に外に出ません
家の中で一日中テレビやラジオの視聴、
日々のゴミ出しや通院以外はほとんど出ない生活です

なので、、、
たまに動くと体中が痛くなる
→また動かなくなる
→でも雪は積もる
→結局除雪に出る
→痛い

ずっとこの繰り返しになってしまうんですね〜

私は以前にも
「少しずつやったら良いよ〜」
(夏の草取りにしても冬の除雪にしても)
などと言ってきましたが、、、

返ってくるのは
「わかってるよ!」
「こんなカラダだから」
と言うなんとも噛み合わない感じになってしまいます

最近ではもう言わなくなってしまいました
本人が自分で気付いて自分で変わろうとしなきゃ絶対に無理なので




私も運動不足。父を責められない現実



そんな父のことを

「もうちょっと動けばいいのに」

と思っていた私ですが、、、、、、


気づけば私自身も同じように運動不足!!
全くもって人のこと言えません | ̄・ ̄|ノ;:*:;゚:*☆

夫にはよく

「散歩してきなよ」
「ちょっと外出てリフレッシュしな」

と言われますが、、、
「うん…( - -)」と返事をするのみ

病気をしてるわけでもない
体が不自由なわけでもない

それなのに動かないワタシは
父よりひどいのかもしれません

そう思うと、
父のことばかり強く責めていられませんね

「春になったら運動しよう」

毎年そう思って冬を越すんですけどね、、、





雪国で暮らす覚悟と、未来への備え



今回のことで強く感じたのは、

北国で戸建てに住むなら、「体が元気」であることが前提になる



という現実

いくら愛着のある家でも、
除雪ができなければ生活が立ちゆかなくなる

父のように怒ってもどうにもならない
母のように体を壊してしまっては詰みます

自分たちが歳をとったときに備えて、
「暮らし方」と「住まい方」を
しっかり考えなきゃいけないな、、、と改めて感じました




……今度こそ春になったら、私も何か運動を始められたらいいなと思っています





この記事は[ 2023年3月 ]の記録をもとに、
2025年7月に加筆修正したものです

雪国で暮らすということ、親のこと、自分の未来——
いろいろ考えるきっかけになりました

ここまで読んでくださり、ありがとうございました




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